おとといまでの私にわからせるためのブログ

写真のことと、美術のこと、あと好きなことについて。私にわかるように書いてます

安全圏から飛び出せ! - ドクメンタ14 in Kassel レポート 

ご無沙汰しております! ドイツはカッセル、ドクメンタに行ってきました。 で、ど、ドクメンタなんぞや・・・といいますと、5年に1度ドイツのカッセルで開催される国際的なコンテンポラリー・アートの大きなお祭りです。 documenta 14 さて、最近の日本は…

実直に退屈であろうとすること。- TOP MUSEUMコレクション展 平成をスクロールする 春期「いま、ここにいること」展

TOP MUSEUM(これ、いまだに慣れない)にて、「いま、ここにいる」展を見てきました。 今回は「平成をスクロールする」と題されたコレクション展で、写美が持っている平成に制作された写真を通して、平成の写真がどんなものだったか、そして平成という時代が…

「パロディ、二重の声」展で、深く暗い川について考える。

ご無沙汰です。東京ステーションギャラリーで「パロディ、二重の声」展を見てきました。 www.ejrcf.or.jp ステーションギャラリーの入り口、東京駅のドームのところ、わくわくしませんか! いつかステーションホテル、泊まってみた〜い さて一昨年、2020年の…

アールデコ建築でスピる?- ボルたんの「アニミタス – さざめく亡霊たち」展

東京都庭園美術館で、クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会「アニミタス – さざめく亡霊たち」を見てきました。 www.teien-art-museum.ne.jp ボルタンスキーといえば、もう現代美術の世界ではスーーパーー巨匠クラスで、日本でもいくつかの恒久展示があるし…

ボブ・ディランのノーベル賞受賞に思ったこと - 「文学」のふしぎ

実のところボブ・ディランには特別な思い入れはないし、わたしはとても読書家というわけではないんだけど、本を読むことは好きだし、文学というものも好きだと思う。 たぶん、文学よりも「これぞ、文学だ!」と、言われている映画とか漫画、美術作品、いわゆ…

明日、世界が終わりませんように!(シン・ゴジラとロスト・ヒューマン)-- 杉本博司「ロスト・ヒューマン」展について

東京都写真美術館、通称「としゃびorしゃび」ですが、リニューアルして通称が「TOP MUSEUM」に変わったようです。TOPって!大きく出たねこりゃっ! ってことで、杉本博司「ロスト・ヒューマン」展見てきました。 最初から最後までおもしろく、わくわくしっぱ…

強め☝︎☝︎な地盤と芸術祭ー 瀬戸内国際芸術祭 2016夏期間

夏休み、瀬戸内国際芸術祭にいきました。 2度目の瀬戸内で感じたのは「安定・安心の!瀬戸内国際芸術祭!」ってこと。 (詳しくは⇨ 瀬戸内国際芸術祭 2016) いまや地域おこしとして定番化しつつある地方の芸術祭、いわゆる地域アートですが、瀬戸内はその元祖…

写真の表面張力 - トーマス・ルフ展@国立近代美術館

ちかごろの写真は、「もう写真じゃないじゃないか!」と言わせることが目的なのだといっても全く過言ではないと思います。 久しぶりに写真特集をしている美術手帖には、あの、わたしたちが知っている「写真」から遠く離れ、それでもなお写真と名乗っている作…

クレア・ビショップの「敵対と関係性の美学」を嚙み砕く。

「なんで今更、敵対と関係性の美学?」って感じかも。。 知らない人にとっちゃ、なんやねんそれって話だし。 でも自分のお勉強のために、わかりやすく残しておく必要性を感じているので、ザックリとここに書いておきます。 「敵対と関係性の美学」はクレア・…

隠蔽される搾取のシステム-サイモン・フジワラ「ホワイトデー」展について

サイモン・フジワラは、イギリス人と日本人の間に生まれたハーフで、ゲイで、1982年生まれの比較的若手の現代美術家です。絵を描いたり彫刻を彫ったりするというよりは、レディメイド:既製品を持ってきてそのままポン、と置くタイプの作品を作る人です。ホワ…

ソフィ・カル 《限局性激痛》のエグみ

ソフィ・カルについて、この鑑賞体験が現段階でわたしの中ではベストで、そしてワーストになりそう。 彼女のことは、偶然出会った男性を尾行してパリからベネチアまでついていったり、自分を探偵に尾行させたりした作品を大学3年のときにはじめて見て知って…

旅先の美術館についてー金沢・21世紀美術館にいっておもったことー

金沢21世紀美術館にはこれまで2回足を運んでいます。 一回目は、「内臓感覚」っていう展覧会をやっていたときで、(2013年) 二回目は「ポスト工業化時代の芸術 われらの時代」という展覧会の会期中。(2015年6月) どちらもだいぶ前ですけど。。。 あのSANAAが…

TOKYO展 批評

前回のポスト東京都現代美術館「TOKYO-見えない都市を見せる」展について、再考して書いたものがこちら👇です!渇望する東京(村上) | Lab | Asa Itoブログよりはまじめに、かつ短く書いてます。今回はいいリズムで書けたと思いますので、こちらもぜひごらん…

東京都現代美術館「見えない都市を見せる "TOKYO"」展

東京都現代美術館ではじまった東京アートミーティングⅣ「見えない都市を見せる"TOKYO"」展へいってきました。 ちかごろ、日本人が日本を賞賛する外国人を見たがっている、とか、日本のこんなところが世界に認められている、とか、日本人はゴミ拾いをして素…

Instagram ー服に代わるファッションー

インスタグラム-服に代わるファッション-とか書けそう— ゆづ (@yzpiiiiiiya) 2015, 10月 3と、ふと思いついたので、書いてみます。ネットができたことによって、ネット上で仲間を集めることができるようになったから、思想を表現するために、パンク、とかヒ…

原美術館「そこにある、時間 ドイツ銀行コレクションの現代写真」

土曜の午前中から活動して美術館にいくってのはいいねー。そして土曜なのに静かな原美術館さいこう。原美術館さいこう。2006年にも同じくドイツ銀行の写真コレクションの展覧会があったみたいだけど、もちろん行ってないので、ドイツ銀行の存在って尊さを知…

ヴォルフガング・ティルマンス展評

前回のティルマンス展のブログから ざくっと切り口をかえてティルマンス展について 展評をかきました。 なぞって読む物体(村上) | Lab | Asa Ito なんかイケてるしなんかかっこいいけどなんかよくわかんないティルマンスについて、 ティルマンス迷子みたい…

国立国際美術館 ウォルフガング・ティルマンス「Your Body is Yours」

西日本をめぐる家族旅行のなかで、ソロ活動。はじめての国立国際美術館で、ウォルフガング・ティルマンスの個展を鑑賞。以下、メモです。国立国際美術館の、地下に展示空間が広がっている建築には、子供の時に蟻の巣とか蜂の巣の内部構造に憧れた、あの感じ…

越後妻有アートトリエンナーレ『大地の芸術祭』

越後妻有にいってきた。(10日~12日)雑記・備忘録です。 今回わたしがいちばん感動したのは、越後妻有の棚田だったと思う。棚田って、向かいあって意識して見るのは初めてで、(新幹線の窓から一瞬見たことはあっても)棚田、本当にきれいで、夜景みたとき…

展評「おもしろがれないおとなたち」

前回のポストから少し思考をくわえて書いた「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展の展評をゼミのホームページで書きました。http://asaito.com/lab/2015/08/post_15.php現代美術家の渡辺篤さん、出展作家の会田誠さん(大ファン)にもツイッター…

東京都現代美術館「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」

会田誠の作品が撤去される前に急がなきゃとおもって、土曜日のクソ混んでる美術館にいった。 「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」は東京都現代美術館の夏休みの子供向け企画展で、 ヨーガン・レールと会田家(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)ら、…